最終更新日:2024年2月21日
ストレスと過覚醒
「過覚醒」とは
みなさんは、過覚醒という言葉を聞いたことはあまりないと思います。
しかし、「自律神経」という言葉は聞いたことがあると思います。自律神経は、交感神経と副交感神経を総称した呼び方です。
過覚醒とは、この自律神経(交感神経、副交感神経)のうち、交感神経が過剰に高ぶっている状態です。
交感神経とは?
交感神経とは、覚醒時に高くなる神経で、危機的状況を乗り越えようとするときや、ストレスに立ち向かうとき、また、新たな状況や環境に適応しようと頑張っている場合にも高まります。
そして、それらストレスから解放されリラックスできる状況になると、交感神経が下がり、逆に副交感神経が上がり休息状態となります。
副交感神経とは?
副交感神経は、リラックスのほかに、内臓機能や免疫を調整する役目を担っています。
交感神経が反応することは自然な防衛反応ですが、人の期待に応えようと過剰に頑張ってしまったり、常にストレスにさらされる場合では、交感神経が常に刺激され、本来リラックスできる状況になっても下がらなくなってしまいます。
このように交感神経が常に優位になっている状態が過覚醒です。
過覚醒によって引き起こされてしまう症状
過覚醒になると、交感神経が常に高ぶっているので、動悸、口の乾き、肩こり、頭痛、寝付きが悪く、睡眠が浅くなり些細な物音で起きてしまったりします。
そして、副交感神経が抑制されているので、胃腸など内臓の機能が低下し、胃痛、吐き気、腹痛が起こります。
また、これら自律神経のバランスが乱れる事によって、喘息発作やじんましん、円形脱毛、月経不順などを生じたりします。
さらに、この状態が長く続くと敏感さが増し、些細なことが気になり頭から離れなくなり、頭が休息出来ない状態となります。その結果、心身の疲弊につながり、疲れやすくなり、意欲が低下し、最悪うつ状態となってしまいます。
交感神経が優位な症状
- 肩こり
- 頭痛
- 口の渇き
- 寝付きが悪い
- 睡眠が浅い
- 動悸
- 感覚過敏(聴覚、痛み刺激に過敏)
副交感神経が優位な症状
- 胃痛
- 吐き気
- 腹痛
- 免疫力低下
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