最終更新日:2006年2月1日

おりものが気になるのですが?(量、色、臭い)

おりものの量や色やにおいがいつもと違うと気になりますが、どうすればよいのでしょうか?

一般に「おりもの」といわれているものは、実際には、子宮や膣の分泌腺からでてくる分泌物と、膣内に存在する細菌によって発生するものが混ざり合ってできています。

ですから、おりものが多いときは、子宮や膣からの分泌物が多い場合と、細菌やクラミジアなどの病原体が感染して膣炎や子宮頚管炎を起こしている場合が考えられます。

子宮や膣からの分泌物はある程度までは生理的なものと考えられますが、それでも、あまりに多い時は、子宮膣部びらんがあるのかもしれません。この子宮膣部びらんは、病気ではなく、性成熟期にある女性には多く見られるものですが、程度が強いと、おりものが多くて不快感を生じたり、子宮頚癌の発生しやすい状態になったりします。

子宮膣部びらんがあったら、定期的な子宮癌検査をうけましょう。また、程度によっては治療(高周波凝固法)をうけると、おりものが大変少なくなり、快適になります。

また、膣炎に関しては、最近はクラミジア感染症がとても増えています。これは、あまり自覚症状が強くなく、せいぜい、おりものが少し多いとか、軽い腹痛が時々ある位なので、自分では感染しているとは夢にも思わない方が多いのです。セックスで移っていく病気なので、知らずにパートナーにうつしたりうつされたりします。

クラミジアと共に、昔から性感染症として知られる淋病も増えています。こちらも、おりものが多くなるのが特徴です。クラミジア感染症も淋病も、放っておけば卵管に病変をつくって、不妊症の原因になることがあります。けれども、どちらも、抗生物質の内服により完治しますから、おかしいと思ったらすぐに婦人科を受診しましょう。放置することは決して良い結果になりません。

いづれにしても、おりものが気になるときは、早めに婦人科を受診して検査を受けるようにしましょう。

お話を伺ったのは・・・
中島 由美子
ドクターのクリニック詳細情報
下平レディスクリニック
産婦人科, 内科

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