最終更新日:2006年2月1日

最近どうも耳が遠くなったような感じがするんですが?

67歳の父ですが、最近どうも耳が遠くなったような感じがするのですが?

耳の聞こえも加齢とともに悪くなりますが、徐々に進行するため本人にはあまり自覚がありません。

家族から「呼んでも返事をしない。」「テレビの音が大きい」と言われて初めて自覚します。
本人はあまり自覚しないのが老人性難聴の特徴です。

もちろん同じ程度の聞こえの悪さでもその方の生活環境により不便さはさまざまです。
一人暮らしの場合や一人の時間が長いほどあまり不便は感じないようです。

また、老人性難聴の特徴に、音はわかるが何を言っているのか良く判らないということがあります。
例えばNHKのニュースは良く判るが、早口のお笑い番組は良く判らないという方がいらっしゃいます

。これは音が耳から脳に伝わる経路全ての部分が少しずつ障害されているためと言われています。
聞こえの悪い人にはつい大声で話し掛けてしまいますが、かえってうるさくて何を言っているのか判らないことがあります。

少し大きめの声で、ゆっくり、歯切れ良く話し掛けてあげてください。特にお年よりは早口が苦手です。日本人の話す速さは年々早くなっているそうです。これは補聴器をつけている人に対しても同じです。声の大きさは補聴器が補っていますから、ゆっくりと話してください。耳の聞こえと同じように、加齢により視力も悪くなります。その場合あまり抵抗無く老眼鏡を使います。

しかし、補聴器はあまり好まれていないようです。耳の聞こえの悪さはどうしてか隠したがる様です。
といっても、耳の日(3月3日)や敬老の日(9月15日)に補聴器をプレゼントするのはやめましょう。他人の眼鏡が合わないように、その人の聞こえに合った補聴器を選ばなければなりません。そのためにはまず、耳鼻科を受診して診察と聴力検査を受けてください。

お話を伺ったのは・・・
堀内 和之
ドクターのクリニック詳細情報
ほりうち医院
耳鼻咽喉科, アレルギー科

ああ