最終更新日:2006年2月1日

痔は手術をしないと治らないのでしょうか?

おしりからの出血に気づいたのは、二十代後半でした。最初は排便時に時々、出血するだけでしたが、次第に肛門(こうもん)の中からイボが出るようになりました。便が残っている感じがして、すっきりせず、脂汗を流しながら、トイレにこもることも珍しくありません。何とか、市販の薬でしのいでいますが、いっこうに良くなりません。やはり、痔は手術をしないと治らないのでしょうか?

手術をしなくても治る痔もたくさんあります。
恥ずかしがらず、なるべく早く専門医に相談してください。
遅くなると手術が避けられないものもあります。

痔は、国民病といわれるくらい多くの人が悩まされている病気です。
痔は炎症性の病気ですから、お薬が治療の基本です。

とりあえず、ほとんどの症状はこれでよくなるはずです。
(ただし痔瘻(じろう)だけは、薬では治りません。
ほおっておくと病巣が深くなりますので最初から手術することが多いです)。

肛門の中からイボが出てくるものを痔核(じかく)と呼びます。
痛みがないようであれば、内痔核でしょう。
内痔核ができる粘膜には神経がないので、痛くありません。

外痔核ができるところには、神経があるため痛みがあります。

痔には、痔核(じかく)・裂肛・痔瘻(じろう)の大きく分けて3種類があります。
痔核は、できる場所によって、内痔核(ないじかく)・外痔核(がいじかく)に分けられます。
内痔核は程度により4段階に分けられます。

第1度は排便時に出血はあるが痔核は外に出ない軽いもの。
第2度は排便時に痔核が出ても終わると自然に中に引っ込むもの。
第3度は出てきた痔核が排便後も引っ込まず、指などで押し込まないと戻らないもの。
第4度は痔核が出たままとなるもの。

いわゆる「脱肛」です。 程度の軽い内痔核は切らないいくつかの治療法があります。
いずれにしても、早めに近くの診療所でまず診療を受けることをおすすめします。

お話を伺ったのは・・・
久保田 至(くぼた いたる)
ドクターのクリニック詳細情報
西新井大腸肛門科
肛門外科、胃腸科、内科、外科

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