最終更新日:2007年8月13日

院外処方?

最近、クリニックに行っても処方箋をもらって薬局に行くように言われますが薬局と結託しているのでしょうか?

クリニックが薬局と結託して利益を上げようとしているわけではありません。これは、医薬分業という国の政策に原因があります。
クリニックが窓口でお薬を出すようにするとクリニックが儲からないように診療報酬を国がコントロールしています。

クリニックも、患者様の便宜を考えクリニックでお薬を出すようにしたいと思ってはいるのです。
しかし、窓口でお薬を出すと、お薬の管理をするのに大変な人手がかかってしまう上、患者様の待ち時間が長くなってしまいます。
お薬も有効期限があり、特殊な薬は期限切れとなると廃棄しなければならなくなり、クリニックは大きな損失をこうむります。
やむなく、処方箋を出し、調剤薬局でお薬を出してもらうようになってきています。

一昔前は、クリニックが購入するお薬の値段と、窓口で患者様に処方する際の値段の差が大きく、なるべく多くお薬を出した方が儲かるという状況でした。

この、購入値段と国で決めた窓口で処方する値段の差を「薬価差」といいます。
昔は、風邪をひいたら、胃があれているとして、胃薬を出したり、様々な病名をつけては薬を出して利益を上げるクリニックが結構あったのです。

このままでは、健康保険財政が持たないということで、まず、医師会の反撃を食らわないために「医療」と「薬」をわけ、クリニックがなるべく調剤薬局を活用し、処方箋を出せばまずまず利益が上がるようにもって行きました。

その後、「薬価差」がどんどん縮小し、クリニックでは薬を売っても儲からないような仕組みにしていったのです。

今では、お薬を窓口で出さない医療機関が半分以上になっています。

ああ