最終更新日:2006年10月30日

ニキビ(尋常性ざ瘡)

単純に皮膚といってもその構造は複雑になっています。現在の医学では臓器移植が盛んに行われるようになりましたが、皮膚だけはは他人のものは生着することはありません。(一卵性双生児のものは除く)それほど皮膚のことは解明されていません。ニキビ、いわゆる尋常性ざ瘡の原因も様々で、原因の特定はできていません。

ただし、思春期頃から男女とわず、男性ホルモンが増加してきます。このホルモンが大きく関与していると言われています。

実際には『アクネ桿菌』 といわれる表在細菌は毛穴につまった皮脂を栄養にして増えてゆき、さらにこの細菌は皮脂を脂肪酸に変化させて、炎症を引き起こします。

欧米では、ビタミンA酸の内服、および外用剤が一般的な治療になっていますが、残念ながら、日本の保険制度では、抗生剤やビタミン剤、硫黄カンフルローション等しか認められていません。抗生剤は長期に服用すると菌交代現象といって、どんどん抗生剤の免疫をもった細菌になってしまいますので2週間以上の服用はお勧めしません。

ビタミンB群は、皮脂の分泌を抑制する効果があり、水溶性のビタミンですから、蓄積作用もなく、安全なビタミン剤です。

化膿したニキビなどには抗生剤、ステロイド剤といった外用薬が一般的には用いられますが、この薬剤も長期の使用は上記同様、効果が減少してゆきます。

中々、治りにくい、赤みがとれないようなニキビで、さらにそのニキビ跡が陥没してしまった患者さんが多く来院されます。初期の治療をキチンと丹念に行わなければいい結果は望めません。跡を残さずにきれいな肌に戻すためには根気が必要です。

まだ、一般的な治療ではありませんが、ピーリングという言葉を聞いたことがあると思います。このピーリングの中でもAHA(フルーツ酸)ではなく、BHA (サリチル酸)を用いたピーリングを20回程度行うと非常に効果があります。このBHAには殺菌作用が強く、ほとんどのニキビに効果があります。熟練した医師のもとに行われる施術ですので、一度近くの皮膚科の先生に相談されてみるといいでしょう。

また、前述のビタミンA酸(トレチノイン)とAHAを組み合わせた治療法があります。
この方法は、自宅で基礎化粧の代わりに使用しながらニキビを鎮静させてゆくものです。
この治療法とBHAを組み合わせた治療を行うと個人差はありますが3ヶ月~6ヶ月できれいな肌を取り戻すことができます。

お話を伺ったのは・・・
小池 清教
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